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■隆篆体(りゅうてんたい)
篆書体の中でも最も古い「小篆書体」を元にして印章作家がアレンジした印章作家 平安隆一のオリジナル書体。 |
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展覧会の作品に使われている趣のある書体です。シンプルですっきりとしたレイアウトと柔らかで伸びやかな線質。実用印の中にも芸術を求める方にぜひおススメします。→ご参考に印章作家の作品もご覧ください。
この書体は本当にシンプルですので、ほとんど複雑にはなりません。また線も細くなりますので、力強さや複雑さをお求めの方には印相体をオススメいたします。
*隆篆体はタテ長の形の方がバランスが良いので、銀行印ではこのようにヨコ組でオススメしております。
(印鑑の場合、文字は右から入ります。) |
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■篆書体(てんしょたい)
書体の中でも最も古いのがこの篆書体。約2300年前に中国を統一した秦の始皇帝の命により、それまでにつくられた多くの漢字を整理してまとめられたのがこの書体です。 |
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銀行印 |
認印 |
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◎ |
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ひとつひとつの文字が十文字に仕切られていてカッチリとした線質です 。紙幣に捺してある印がこの篆書体です。 |
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■印相体(いんそうたい)
篆書体をベースにして、すべての文字をあたかもひとつの宇宙(文字)のようにイメージしてレイアウトした書体。中心から八方に末広がり、発展をあらわす線質。生年月日などで判断する「印相学」という分野もある。 |
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銀行印 |
認印 |
◎ |
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全体に枠に対して文字が大きく入っているので押しの強そうな感じを受けます。また枠に接している部分が多いので枠の補強になるというメリットもあります。
線を複雑にいたしますので、文字によっては線が込み入った感じになります。 スッキリとしたイメージをお求めの方には篆書体がオススメです。
*印相体の場合、彫刻料として10%プラスとなります。 |
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■古印体(こいんたい)
日本独特の書体です。奈良・平安時代につくられたいわゆる大和古印の特徴を活かした書体で、鋳造によって生じた線の切れが独特の味わいを生み出しています。 |
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銀行印 |
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一見簡単そうな書体ですが、線の強弱やくずし具合等、実は一番奥が深い書体なんです。よく見かける三文判の書体とはひと味違います。 |
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■隷書体(れいしょたい)
秦の時代に、篆書を使いやすく簡略化したもの。木簡や竹簡に書きやすい書体。竹簡の丸みが、横線の独特の張りを生みました。 |
実印 |
銀行印 |
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少し平べったい形は印全体に安定感を与えます。「派法」と呼ばれる横線の終端の形に力強さが感じられます。 |
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■楷書体(かいしょたい)
隋・唐の時代になって隷書体をアレンジしてできたもの。楷書とは、もともと字画をきちんと正しく書いた書のことで、書体名となったのは宗の時代以降のこと。 |
実印 |
銀行印 |
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× |
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○ |
習字の見本でおなじみの書体。ちょっと固いイメージがあります。 |
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■行書体(ぎょうしょたい)
後漢の時代に生まれ、楷書と草書の中間に位置する書体。 |
実印 |
銀行印 |
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× |
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○ |
やさしさのある書体で、女性に人気があります。 |
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■草書体(そうしょたい)
晋の時代。字画を思い切ってくずし、流麗に筆を走らせる形はそれまでの漢字の書の表現を一変させた。 |
実印 |
銀行印 |
認印 |
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文字によってはあまりに難解なので印鑑にはあまり適しません。 |